「悪者」と言えば、小さいころに見ていたヒーロー特撮に出てくる敵の怪人のことを思い出します。
あの人たちは本当に「悪人」なのでしょうか。
この「悪者」と「悪人」はどう違うのでしょうか。
この記事では、「悪者」と「悪人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悪者」とは?
「悪者」とは、文字通り「悪い行いをする者」という意味の言葉で、通常は「良い者」に対しての呼び方になります。
最近のヒーロー映画では、「ヴィラン」とも呼ばれています。
「悪人」とは?
「悪人」とは、文字通り「悪い行いをする人」のことを表す言葉で、「善人」の対義語として使用されます。
多くの場合には、法律に触れたり、モラル的に許せないような行動をしますが、そうでなくてもある人対してなんらかの攻撃を行えば、その人にとっては「悪人」になります。
「悪者」と「悪人」の違い
「悪者」と「悪人」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、「悪い人」あるいは「悪い行いをする人」という意味で使われるもので、多くのシチュエーションで同じ意味として解釈されるので、大きな違いは無いのですが、若干のニュアンスの違いがあります。
すなわち、「悪人」とは、その本人の中に悪の資質を持っている個人のことを言いますが、「悪者」は多くの場合は個人ではなく「悪い方の側」という集団としての定義であることが多いと言えます。
仮面ライダーに「悪者」として登場する「ショッカーの戦闘員」は全てが「悪人」では無く、かなりの人数が何らかの事情でショッカーの仕事を請け負っていることは想像に難くありません。
まとめ
この記事では、「悪者」と「悪人」の違いを、解説してきました。
この世には根っからの「悪人」いないという考えをよく聞きますが、実際「悪人」が「悪」と定義づけられるのは一般の人たちのモラルや法律に照らしてのことで、野生の中でガゼルを食料にするライオンが「悪人(悪獣)」であるとは言えません。