この記事では、「聞かれた」と「聴かれた」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞かれた」とは?
「聞かれた」の「聞く」は、「音や声を感じて知る」、「尋ねる」、「においや香りを鼻で嗅ぐ」、「味の具合をみる」などの意味があります。
「聞かれた」は「聞く」の受け身表現や、敬語表現を表しています。
受け身表現の「聞かれた」は、「質問された」、「尋ねられた」のような意味合いがあります。
また、敬語表現の「聞かれた」は、「お聞きになった」など表現もあります。
「聴かれた」とは?
「聴かれた」の「聴く」は「注意してきく」、「身を入れてきく」などの意味があります。
「音楽を聴く」、「講義を聴く」などとして使われます。
「聴かれた」は「聴く」の受け身や敬語表現です。
また、「お聴きになった」などの敬語表現もあります。
「聞かれた」と「聴かれた」の違い
「聞かれた」と「聴かれた」の違いを、分かりやすく解説します。
「聞かれた」の「聞く」は、自然に音や声が聞こえてきたり、感じたりすることを意味しています。
一方、「聴かれた」の「聴く」は、音や声を聞こうとして聞くことを表しています。
「聞かれた」と「聴かれた」には、このような違いが見られます。
「聞かれた」の例文
・『先日、見知らぬ人に駅までの道を聞かれた』
・『その件をどなたから聞かれましたか』
「聴かれた」の例文
・『この曲を聴かれた感想を教えていただけますか』
・『長年、多くの聴取者に聴かれた人気のラジオ番組が終了した』
まとめ
英語で「聞く」と意味を持つ語には「hear」と「listen」があります。
「hear」は「聞こえる」、「聞かされている」などの意味があります。
そして、「listen」は「聞こうとする」、「傾聴する」などの意味を持っています。
今回は「聞かれた」と「聴かれた」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「聞かれた」と「聴かれた」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。
