「悪漢」と「悪党」の違いとは?分かりやすく解釈

「悪漢」と「悪党」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「悪漢」「悪党」の違いを分かりやすく説明していきます。

「悪漢(あっかん/あくかん)」とは?

「悪漢」とは、「悪事を働く男」という意味を指す言葉です。

「悪漢」の類義語には「悪者(わるもの)」「凶漢(きょうかん)」「悪人(あくにん)」「悪玉(あくだま)」、そして、後述する「悪党(あくとう)」などがあります。


「悪漢」の使い方

「悪漢」は名詞として使われています。


「悪党(あくとう)」とは?

「悪党」とは、「悪事を働く者の徒党」「悪事を働く者」「中世のとりわけ南北朝時代、幕府や荘園領主に反抗した荘民とその集団」を意味する言葉です。

「悪党」の類義語には先述した「悪漢」をはじめ、「悪人」「悪者」などがあります。

「悪党」の使い方

「悪党」は名詞として使われています。

「悪漢」と「悪党」の違い

「悪漢」は主に「悪事を働く男」という意味を表し、「悪党」は主に「悪事を働く者の徒党」「悪事を働く者」という意味を表します。

近しい意味を含めることから、2語は類義語の関係に当たると言えます。

「悪漢」の例文

・『法が役目を果たしていない時期に悪漢たちが暴れまわった』
・『この人物は悪漢たちを巧みに利用して、権力を増大していった』
・『この偉人は若い頃は悪漢として、周囲の評判は芳しくなかった』

「悪党」の例文

・『民衆たちを苦しめていた悪党たちは、正義漢の主人公ひとりによって一網打尽にされてしまった』
・『政府は都合の悪い不穏分子たちを悪党と見なして、弾圧していった』
・『法制度の確立によって、悪党たちがのさばる時代は終焉を迎えた』

まとめ

「悪漢」とは、「悪事を働く男」という意味を指す言葉です。

「悪党」とは、「悪事を働く者の徒党」「悪事を働く者」などの意味を指す言葉です。

・2語は近しい意味を含める言葉であることから、類義語の関係に当たると言えます。

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