「必死」と「命懸け」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「必死」と「命懸け」の違いとは?違い

この記事では、「必死」「命懸け」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「必死」とは?

やるべき事を実行するとき、出せる限りの力で挑むことを「必死」【ひっし】といいます。

何事にも全力で取り掛かって力を出し尽くし、最後までやり遂げるのです。

それほど自分に与えられた仕事に責任を持って取り掛かる様子を伝えられます。

使い方としては、「必死で練習する」といえば、技を習得するために頑張って実行するという意味で使うわけです。


「命懸け」とは?

自分の命をかけてでも実行することを「命懸け」【いのちがけ】といいます。

とくに、愛する人を助ける場面で死を覚悟して挑むその様子はまさに命を懸けた行動になるのです。

かなり真剣に取り掛かり、物事に挑む人の表情は必死に見えます。

使い方としては、「命懸けで生徒に付き合う」というように、多感な時期の子供が少しでも良い結果を出す人に成長するよう学習させたり、しつけるのです。


「必死」と「命懸け」の違い

ここでは「必死」「命懸け」の違いを、分かりやすく解説します。

物事をやり遂げるために全力を出し切って取り掛かることを「必死」といいます。

自分のためだけではなく、愛する人のために力を出して頑張る様子を伝えられる言葉でもあるのです。

もう一方の「命懸け」は、「必死」よりもかなり真剣な気持ちで作業に取り掛かるべきときに使われています。

それほど過酷な現場で命と隣り合わせで作業する状況で使われている言葉です。

「必死」の例文

・『必死に勉強したが、国立大学には受からなかった』
・『必死に告白して、1年後には結婚して夫婦になった』

「命懸け」の例文

・『不良に絡まれていた飼い犬を命懸けで守った』
・『過酷な労働環境の中、命懸けで工事作業した』

まとめ

いかに人間が力を注いで頑張るかに表せる言葉ではありますが、どのような場面で使えばより努力する姿が伝わるか学んでみるといいでしょう。

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