この記事では、「不利」と「ワリに合わない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「不利」とは?
自分の方が損する状況と感じて異議を唱えるときに使うのが「不利」【ふり】です。
明らかに商談相手の方が得するよう話が進んでいるとき、「不利な状態だ」と感じて取引はできないと思います。
まるでこちらの条件が通らず、取り分が少ないと感じるとき「不利な立場」と思っては逃げ出したくなるのです。
このようなところから、形勢が悪い方向に向っていると感じるさまを伝えられます。
「ワリに合わない」とは?
頑張ってやったのに、それに見合うお金が貰えないとき「ワリに合わない」【わりにあわない】といいます。
何人も接客して頑張ったのに、1時間あたりの時給が他店よりも低いとき、とても結果が伴っていないと思うのです。
とくに、建築現場や高所での作業で働く重労働での低い報酬に苛立ちます。
このように、自分にとってたいして利益が出ない状況であるときに使われている言葉です。
「不利」と「ワリに合わない」の違い
ここでは「不利」と「ワリに合わない」の違いを、分かりやすく解説します。
取引するとき明らかに自分側の条件に合わず、利益が出ない状態を「不利」といいます。
いくら話し合っても状況は良くならず、形勢も変わらないと思う状況も「不利」と感じるのです。
もう一方の「ワリに合わない」は重労働で苦労して働いたが、見合う低賃金であったという苛立つ場面で使われています。
主に、自分にとって面倒と感じることを任されて利益にならないと思う場面で苛立つ感情を伝える言葉です。
「不利」の例文
・『証拠が揃わず、明らかに不利な状況であるとがっかりした』
・『不利な状況ではあったが、数々の証拠が出てきて勝訴した』
「ワリに合わない」の例文
・『人気の仕事であっても、風邪をひいてはワリに合わない』
・『同じ会費を払っても、友人ばかりモテるのはワリに合わない』
まとめ
どうも自分が損してしまう状況を表す言葉ではありますが、どういったとき使えばいいか学んで、状況を伝えてみるといいでしょう。