この記事では、「垂れ流し」と「筒抜け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「垂れ流し」とは?
「垂れ流し」は、他から受け取ったり、内部で生成したりした、さまざまなものを貯蔵・処理することなく、そのまま放出し続けることを言います。
主に好ましくない成分を含んだ液体について使われることが多いですが、比喩的な用法として使用することもあります。
「筒抜け」とは?
筒の底が抜けており、入れた物が素通りすることから転じて、物音や話し声がそのまま他の人に聞こえることや、秘密の内容などがそっくり他に漏れてしまうことを言います。
また、人の話などが頭の中にとどまらないで通りぬけてしまうことという表現することがあります。
「垂れ流し」と「筒抜け」の違い
「垂れ流し」と「筒抜け」の違いを、分かりやすく解説します。
「垂れ流し」と「筒抜け」という言葉の意味の違いは、前者は何かを放出し続けることを指し、後者は何かが漏れることを表すという点にあります。
また、前者は主に液体や放送などについて使われることが多く、後者は主に音や秘密などについて使われることが多いという点も、違いとして挙げられます。
「垂れ流し」の例文
・『あの人は自分の愚痴や不満を垂れ流してばかりいて、周りに迷惑をかけ続けています』
・『政府は国民の不満を無視して、自分たちの都合のいい情報を垂れ流していることで知られます』
「筒抜け」の例文
・『彼女の浮気が彼氏に筒抜けになってしまった』
・『彼は彼女にプレゼントを買ったことを内緒にしていたが、友人に話したら筒抜けになってしまった』
まとめ
「垂れ流し」と「筒抜け」は、どちらも何かが漏れるという意味では共通していますが、「垂れ流し」は意図的に放出すること、「筒抜け」は偶然に漏れることを表します。
また、「垂れ流し」は液体や情報などの対象が多いのに対し、「筒抜け」は音や秘密などの対象が多いという違いもあります。