「気にかける」と「気にする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気にかける」と「気にする」の違いとは?違い

この記事では、「気にかける」「気にする」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気にかける」とは?

心にとめて考えたり、心配することをいいます。

自分以外の第三者に関心を寄せたり、気遣ったりする場合に使用する言葉です。

また、誰かが自分のことを気遣ってくれた場合などに使用することもあります。

「会社の未来を気にかける」とか「物事の成り行きを気にかける」というように、人以外のものにも使用します。


「気にする」とは?

気にするとは、ある事柄を意識したり不安に思ったりすることをいいます。

「気」は人の意識や心の状態を表しており、「する」は動作や行為を行うことを表しています。

「する」は自ら行動することを意味しているので、「気にする」「気になる」よりも主体的に意識を向けている状態です。


「気にかける」と「気にする」の違い

「気にかける」「気にする」も心にとめて、考えたり心配したりすることを表しています。

自分自身のことを表す場合には「気にする」を使います。

「気にかける」とはいいません。

それに対して「気にかける」は、第三者のことを表現する場合に使用します。

また、「〇〇さんは私のことを気にかけてくれていた」というように、誰かが自分に関心を寄せている場合に使うこともあります。

それから「気にする」は不安な部分があるなどネガティブな意味で使われることが多いです。

「気にかける」は心配したり不安に思っていたりすることもありますが、相手を思いやるなどポジティブな意味で使われることもあります。

「気にかける」の例文

・『遠くに住む両親のことを気にかける』
・『退職してからも会社の行く末を気にかけていた』

「気にする」の例文

・『英語の発音が間違っていないかと気にする』
・『ダイエットしているのでカロリーを気にする』

まとめ

「気にかける」は第三者を気遣ったり心配したりする時に使う言葉で、「気にする」は自分自身のことについて不安がある場合に使用することが多い言葉です。

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