「情事」と「色事」の違いとは?分かりやすく解釈

「情事」と「色事」の違いとは?違い

この記事では、「情事」【じょうじ】と「色事」【いろごと】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「情事」とは?意味

男性と女性が愛し合い、情を通わせることを「情事」【じょうじ】といいます。

お互いに深い気持ちでつながり合い、離れられない関係になっている状況を意味するわけです。

「情事を重ねる」とは、何度も会って激しく愛し合うことを指す言葉になります。

既婚者同士が人目を避けて会って恋愛したり、既婚者の中年男性を愛した若い女性との年の差がある恋人同士が情事に夢中になることを意味する言葉です。


「色事」とは?意味

男女間の恋愛を「色事」【いろごと】といいます。

「色事を楽しむ」といえば恋愛を楽しみ、布団の上で愛し合う行為を指すわけです。

「色事に無縁」というと、すっかり異性と恋愛する機会がなく、寂しい気持ちでいることという意味になります。

結婚している夫婦が抱き合うというよりも、不倫関係にある男女や夜の街で男性相手に働く女性と深い仲になった人の恋愛模様を描くときに使う言葉です。


「情事」と「色事」の違い

「情事」「色事」の違いを、分かりやすく解説します。

情に焦点を当てた言葉である「情事」は、情けをかけて異性との恋愛を表す言葉です。

心を通わせながら性的な関係を築き、お互いの愛情を確かめ合うといった意味を例えるとき使います。

もう一方の「色事」は、肉体に焦点を当てている言葉であり、抱き合うことを楽しむという意味があります。

抱き合うことで異性との恋愛を楽しむといった意味合いで使われているわけです。

とくに、愛人や既婚者同士の色恋沙汰を舞台や小説で描くときよく見かけます。

「情事」の例文

・『情事を重ねるたび相手への気持ちが募っていく』
・『不倫相手との情事がやめられず、二人で逃避行した』

「色事」の例文

・『色事に得意な男性は、女性の気持ちを掴んで虜にする』
・『激しい色事を描く歌舞伎は多くの人が喜ぶ題材だ』

まとめ

似ている意味がある言葉ですが、微妙に違いがありますので、自分なりに使い方に工夫して、うまくその状況に当てはめて使ってみるといいでしょう。

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