この記事では、「医学部」と「保健学科」の違いを分かりやすく説明していきます。
「医学部」とは?
「医学部」とは大学において医療関係者を養成するための学部です。
「医学部」に入った人全員が同じことを学ぶというわけではなく、後述する「保健学科」や医学科などいくつかの学科に分かれてそれぞれの学科に沿った内容を学びます。
当然「医学部」を卒業したことでどのような職業に就けるようになるかも学科によって違いますが、医療関係の職場に就職するためにはそれぞれ対応した「医学部」の学科を卒業することが求められるでしょう。
「保健学科」とは?
「保健学科」とは人の健康を維持したり増進させるための知識を学ぶ学科です。
「保健学科」を卒業する人は在学中に取得した資格次第ではありますが、医療機関で放射線技師や臨床検査技師や看護師として働いたり、栄養士や小中高校の養護教諭として働くことができます。
また医療関係の研究者への道もひらけますが医者になるための資格は取れません。
医者になるための知識ではなく医療や健康を維持増進するための知識を学ぶ学科です。
「医学部」と「保健学科」の違い
「医学部」と「保健学科」の違いを、分かりやすく解説します。
大学にある医療関係者を養成するための学部が「医学部」で、その学部にある人の健康を維持増進するためのいわゆる保健を学ぶための学科が「保健学科」です。
「医学部」には医学科や看護科など複数の学科があり「保健学科」もその一つになります。
医者になるために「医学部」に進み卒業後に医者として働く人もいますが、「保健学科」に進んで卒業しても医者にはなれません。
まとめ
医療に関わる様々な学科をまとめた学部が「医学部」で、その中でも保健学を学ぶための学科が「保健学科」です。
よく「医学部」は6年制という話がありますが正確には医学科が6年制なだけで、「保健学科」は「医学部」の一部ではありますが4年制の学部になります。