「登壇」と「講演」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「登壇」と「講演」の違いとは?違い

「登壇」「講演」はそれぞれどのような意味で使われる言葉なのでしょうか。

この記事では、「登壇」「講演」の違いを分かりやすく説明していきます。

「登壇」とは?

「登壇」とは、「壇の上にあがること」を意味する言葉です。

儀式や演説などを実行するために一段高く作られた場所のことを「壇」といいます。

特別な目的のための場所である壇に上がることを「登壇」といいます。

本来は壇の上に移動する物理的な動きを表す言葉ですが、壇が特別な目的の場所であることから転じて「特別な目的を達成するために登場する」という使われる表現です。

一般的には話すために大勢の前に出ることを意味する言葉として使われています。


「講演」とは?

「講演」とは、「特定の話題について大勢の前で話すこと」を意味する言葉です。

話を聞くために集まった聴衆を前に出て話す行為を表します。

基本的には一人で話しますが、話しやすさや聴きやすさを重視して聞き手と語り手の対話形式が取られることもあります。

いずれの場合も語り手から聴衆へと一方的に話す行為を指し、質疑応答の時間が設けられることはあるものの話の途中で対話することはありません。

話の内容から学び取ったり感じたりすることはありますが直接的に学習や成長を目的にしてはおらず、話す内容を聞くことが「講演」の主目的です。


「登壇」と「講演」の違い

「登壇」「講演」の違いを、分かりやすく解説します。

「登壇」が壇上にあがる行為を指すのに対し「講演」は壇上で話す行為を意味する、というのが2つの言葉の違いです。

目的のために壇にあがる行為が「登壇」なので、会場の壇に「講演」する目的であがる行為が「登壇」に当たります。

「登壇」の例文

・『演説のために登壇する』
・『登壇の順番はあらかじめ決められている』

「講演」の例文

・『有名人の講演を聞く』
・『講演で聞いた内容はとても参考になった』

まとめ

「登壇」「講演」では表している動作が全く異なります。

どんな行為を指すのか正しく理解して使いましょう。

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