この記事では、「既に聞いている」と「既に知っている」の違いを分かりやすく説明していきます。
「既に聞いている」とは?
「既に聞いている」とは、「ある事柄について、話題になる前に誰かから伝わっていること」という意味です。
人から電話やメール、手紙など、情報として伝わっていることを表します。
「既に聞いている」の言葉の使い方
「既に聞いている」は、相手への返答として使われます。
「既に」は「ある動作が過去に行われていたこと」という意味、「聞いて」は動詞「聞く」の連用形に、接続詞「て」が付いた「聞きて」の音変化、「いる」は動詞の連用形+接続助詞「て」が付いた語に付き、「動作・状態が続いて、現在に至ることを表す語」です。
「聞く」は「音・声を耳に受ける」から転じて「話を情報として受け入れる」という意味、全体で「過去にその話を情報として受け入れていて、そのまま現在に至ること」になります。
「既に知っている」とは?
「既に知っている」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「ある事柄について、以前から知識を得ていること」という意味です。
2つ目は、「ある事柄が起きたことを認識していること」という意味です。
3つ目は「ものごとの様子や意味を理解していること」という意味です。
「既に知っている」の言葉の使い方
「既に知っている」は、相手への返答として使われます。
「知っている」は、動詞「知る」の連用形に、接続詞「て」が付いた「知りて」の音変化。
「知る」は「ものごとの存在・発生などを確かにそうだと認める」「ものごとの状態・内容・価値などを理解する」「記憶する」という意味、全体で「過去にそのものごとがあったことを認めて現在に至ること」「過去に記憶して現在に至ること」「過去に状態・内容・意味などを理解して現在に至ること」になります。
「既に聞いている」と「既に知っている」の違い
「既に聞いている」は「過去にその話を情報として受け入れていて、そのまま現在に至ること」です。
「既に知っている」は「過去にそのものごとがあったことを認めて現在に至ること」「過去に記憶して現在に至ること」「過去に状態・内容・意味などを理解して現在に至ること」です。
まとめ
今回は「既に聞いている」と「既に知っている」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
