「転記」と「コピペ」の違いとは?分かりやすく解釈

「転記」と「コピペ」の違いとは?違い

元になる文章を複製することを表す言葉として「転記」「コピペ」があります。

2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「転記」「コピペ」の違いを解説します。

「転記」とは?

「転記」とは、「記載内容を他に書き写すこと」を意味する言葉です。


「転記」の使い方

帳簿に書かれている項目を別の帳簿に書き写したり借りたノートに書かれている内容を自分のノートに書き写したりなど、元となる文書に記載されている内容をそっくりそのまま別のものに書き写すことを表します。

基本的にはペンや筆など筆記用具を使い自らの手で書き写す行為を指しますが記載されている内容そのものが目的であり字の美しさなどは関係ありません。

書き写した内容を何らかの形で活用する場合に用いられる表現です。


「コピペ」とは?

「コピペ」とは、「コピー&ペースト」の略語で「パソコンやスマホでデータをコピーし他の場所に貼り付けること」を意味する言葉です。

「コピペ」の使い方

コンピューターには基本機能として選択したデータを複製する「コピー」と指定した場所にデータを貼り付ける「ペースト」という機能が備わっています。

あるデータをコピーして複製したデータを別の場所に貼り付ける一連の行為を表す言葉が「コピペ」です。

一般的にはで他人が書いた文章や絵などを複製し貼り付ける行為を指す表現です。

「転記」と「コピペ」の違い

内容を書き写して複製し他の場所に移して使うのが「転記」、内容を複製して貼り付けるのが「コピペ」です。

ほぼ同じ意味で使われる2つの言葉ですが「転記」は記載されている内容の中でも数値やデータなど文章以外のものに対して使うことが多く、文章やファイルなどさまざまな物の複製を意味する「コピペ」に比べて限定された表現です。

「転記」の例文

・『帳簿の内容を転記する』
・『転記したデータが役に立った』

「コピペ」の例文

・『文章をコピペする』
・『コピペを継ぎはぎして作った論文は認められない』

まとめ

「転記」「コピペ」はどちらも複製することを指しますが使う場面や意味合いに大きな違いがあります。

それぞれの意味を正しく理解し使い分けてください。

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