この記事では、「ヤクザ」と「マフィア」の違いについて紹介します。
ヤクザとは?
ヤクザとは、日本の暴力団のメンバーのことをいいます。
暴力団は、暴力や脅迫によって法に反する行動をして市民に害を与える反社会的な集団です。
元々ヤクザは、風来坊や無頼漢、ごろつき、不良といった意味で使われていた言葉でした。
第二次大戦後に警察が名付けた暴力団という言葉が広まり、ヤクザは暴力団員のことを指すようになりました。
極道や任侠という場合もあります。
ヤクザの語源には諸説あり、賭博で最も悪い目である「八」「九」「三」からきているという説もあります。
〇〇組や〇〇会といった名称を名乗っており、結束力が強いのが特徴です。
上下関係がはっきりしており、子分は親分に対して絶対的に服従します。
マフィアとは?
マフィアとは、イタリアのシチリア島から生まれた犯罪組織集団のことをいいます。
19世紀頃から勢力を拡大していきました。
また、マフィアはイタリアだけではなくアメリカにも存在します。
これはイタリアのマフィアの一部がアメリカに渡り、ニューヨークやシカゴ、ロサンゼルスといった大都市で勢力を広げていったからです。
それからマフィアは犯罪集団の代名詞のようになったので、他の犯罪集団のことをマフィアと呼んだりもします。
マフィアの各組織はファミリーと呼ばれており、服従と沈黙を命じる血の掟があります。
掟を破った場合には、見せしめのための制裁が下されます。
ヤクザとマフィアの違い
ヤクザもマフィアも反社会的集団であることは共通しています。
ヤクザは日本に存在しているものですが、マフィアはイタリアがルーツでアメリカやカナダ、オーストラリア等にも存在しています。
海外では、ヤクザのことをジャパニーズマフィアと呼んだりもします。
まとめ
どちらも反社会的集団ですが、ヤクザは日本に存在していてマフィアやイタリアやアメリカ、カナダなどに存在しています。