「可愛らしい」と「可憐」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「可愛らしい」と「可憐」の違いとは?違い

一時は女学生などの間で口癖として浸透していた「可愛い」あるいは「可愛らしい」という言葉ですが、現在ではすでに死語となっとり、残っているのはミドルエイジ以上のカジュアルな会話の中です。

それでは、この「可愛らしい」とはどういう意味でしょうか。

また、「可憐」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「可愛らしい」「可憐」の違いを分かりやすく説明していきます。

「可愛らしい」とは?

「可愛らしい」とは、「かわいらしい」と読み、姿かたちや所作などが周りをなごませるような状態のことを表す言葉です。

「可愛い」という言葉に「それに値する」という意味を持つ「らしい」がついたものです。

「可愛い」の語源は古語の「かおはゆし」であり、「不憫である」という意味でしたが、使われるうちに否定的な意味がなくなって今の用法になりました。


「可憐」とは?

「可憐」とは、「かれん」と読み、一般的には可愛らしくて守りたくなるような状態のことを表す言葉です。

「憐」という文字は「憐れむ」という意味があるので、元々は「憐れむべき」というものでしたが、いつからか意味が逆転して良い意味でしか使われなくなりました。


「可愛らしい」と「可憐」の違い

「可愛らしい」「可憐」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、愛らしくて守りたくなるという感情を表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「可憐」の方には壊れてしまうような危うさのようなニュアンスが含まれているが、「可愛らしい」の方はただ愛らしいという違いということになります。

「可愛らしい」の例文

・『可愛らしい花ですね』
・『可愛らしい人形を買ってもらいました』

「可憐」の例文

・『可憐に咲く野の花に心を奪われました』
・『あの人は無邪気で可憐です』

まとめ

この記事では、「可愛らしい」「可憐」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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