「端緒」と「契機」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「端緒」と「契機」の違いとは?違い

この記事では、「端緒」「契機」の違いを分かりやすく説明していきます。

「端緒」とは?

「物事の始まりや糸口」という意味を持つ言葉です。

物語や事件などが始まる様子や、その手がかりを表すときに使用します。

語源は、「いとぐち」から来ています。


「契機」とは?

「物事を始めるきっかけや動機」という意味を持つ言葉です。

何かをするための直接的な原因や、物事が変化する要因を表すときに使用します。

語源は、「契約の機会」から来ています。


「端緒」と「契機」の違い

「端緒」「契機」の違いを、分かりやすく解説します。

「端緒」は、物語の始まりや糸口という意味があります。

物事が始まることそのものや、その流れを示すことが可能です。

その一方で、「契機」は、物事を始めるきっかけや動機という意味があります。

何かをするための直接の原因や手がかりを表すことが可能です。

つまり、「端緒」「契機」の違いとしては、物事の「始まり」を示すのが「端緒」で、物事の「きっかけ」を示すのが「契機」だということです。

物事の発展や展開を話すときは「端緒」を使い、物事の原因や動機を話すときは「契機」を使うという使い分けが可能です。

「端緒」の例文

・『私のキャリアの端緒となったのが、この企業での経験だった』
・『あの出来事を端緒として、私の人生は大きく変わった』

「契機」の例文

・『あの粉飾決算を契機として、あの企業は倒産した』
・『あのサッカー選手は、膝の前十字靭帯損傷という大怪我を契機に、引退を余儀なくされた』

まとめ

「端緒」は、「物事の始まりや糸口」という意味があります。

その一方で、「契機」は、「きっかけや動機」という意味があります。

つまり、「端緒」「契機」の違いとしては、「端緒」は、物事の始まりそのものを示し、「契機」は、物事を始める原因や動機を示すということです。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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