この記事では、「喪主」と「参列者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「喪主」とは?
「喪主」は「もしゅ・そうしゅ」と読みます。
意味は、「葬儀や法要までの全てを執り行う責任者のこと」です。
葬儀や告別式、49日の法要までを執り行い、お悔やみの弔意を受ける代表者となります。
また、儀式だけではなく、お墓の継承者となることもあります。
一般的に、故人の配偶者や子供など、故人との関係が近い人が務めることが多くなりますが、性別や立場などは関係ありません。
「喪主」の言葉の使い方
「喪主」は冠婚葬祭用事して使われます。
「喪」は「人の死後、近親者が一定期間悲しみの意を表す礼」「死者を弔う儀礼」という意味、「主」は「あるじ」とも読み「家に控えて客をもてなす人」「支配・所有関係の中心となる人」という意味、「喪主」で「故人を弔う儀礼の中心となる人」になります。
「参列者」とは?
「参列者」は「さんれつしゃ」と読みます。
意味は、「式典や行事などの場に出向いて、設けられた席に付く人のこと」です。
外で開かれている、儀式など厳粛な場に出向いて、用意された席に着き、式典に加わる人のことを表します。
一緒に何か行動するのではなく、儀式を見守る役割が大きくなります。
にぎやかな場ではなく、葬儀や式典など、重々しい場に、ふさわしい身だしなみで出席することを表します。
「参列者」の言葉の使い方
「参列者」は名詞として「参列者を案内する」「参列者が多い・少ない」などと使われます。
「参」は「まい(る)」とも読み「目上の人のところへ行く」「ある目的のためにそこへ行く」という意味、「列」は「つらなり並ぶ」「その場に加わる」という意味、「者」は「行為や状態の主体となる人」という意味、「参列者」で、「ある目的のためにその場へ行き、加わる人」になります。
「喪主」と「参列者」の違い
「喪主」は「故人を弔う儀礼の中心となる人」です。
「参列者」は「ある目的のためにその場へ行き、加わる人」です。
まとめ
今回は「喪主」と「参列者」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。