この記事では、「早速のご対応」と「早々のご対応」の違いを分かりやすく説明していきます。
「早速のご対応」とは?
早速のご対応は、さっそくのごたいおうと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、すみやかな事のや直ぐに行う事のといった意味を持っている、早速のの文字に、互いに向き合うという意味の対応を丁寧な表現にした、ご対応の文字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から早速のご対応は、こちらの依頼や要求に直ぐに対応してくれた、という意味を示すのです。
「早々のご対応」とは?
早々のご対応は、そうそうのごたいおう、とか、はやばやのごたいおうといった読み方が可能な言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、急いで物事を行う事のや早く行う様の等の意味がある、早々のの文字に、相手の出方に適した態度を取るという意味の対応を、丁寧な言い回しにした、ご対応の文字を付け足す事で成立した言葉です。
故に早々のご対応は、こちらの願いや要求に直ぐに応じてくれた、という意味を表します。
「早速のご対応」と「早々のご対応」の違い
早速のご対応と早々のご対応の文字表記を並べて比べてみると、2文字目が、速と々という漢字の違いがある事の気付けるものです。
所がその他の文字は全く同じである上に、どちらもこちらの要求に素早く答えてくれた、といった同じ様な意味を表現する言葉となっています。
とはいえ意味は同じでも使うべき相手に、違いがあるのです。
まず早速のご対応は、目下の相手にも目上の相手にもどちらにも使用出来ます。
一方の早々のご対応は、早々に相手を急かせる様な意味が含まれている事から、目上の相手に用いるのは失礼にあたるので使用すべきではありません。
まとめ
2つの言葉は共通する文字が多くあるだけでなくどちらも、相手方がこちらの要求に直ぐに応えてくれた、という意味を指し示します。
同じ様な意味を表現する言葉ですが、使用出来る相手に相違点があるのです。
早速のご対応は、目上の相手にも目下の相手にも使用可能な言葉となっています。
対する早々のご対応は、早々の言葉には相手を急かす様なニュアンスがある事から、目上の相手に使用するのは避けるべきです。
