この記事では、「尻上がり」と「右肩上がり」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「尻上がり」とは?
しだいに事態が良くなっていくことを「尻上がり」【しりあがり】といいます。
すぐに良い結果は出なくても、時間が経過するにつれて営業成績も上がるのです。
それだけ時間と共に仕事でのコツを掴んだり、調子良く行動できるようになるといった意味が込められています。
また、前半はあまり力が発揮できない状態ですが、後半になるとうまく引き出せるという状況を伝えられる言葉です。
「右肩上がり」とは?
経営状況が良く、これからさらに収益も良くなっていくことを「右肩上がり」【みぎかたあがり】といいます。
前は普通の経営状態であったのに、商品が売れたために収益が上がり、経営状態も良くなっていく会社の様子を表せるのです。
このような好景気の経営状況を時系列のグラフにしたとき、右に向ってチャートが上がっていくところから経営が時間と共に高まっていく様子を表します。
「尻上がり」と「右肩上がり」の違い
ここでは「尻上がり」と「右肩上がり」の違いを、分かりやすく解説します。
今よりも終わりの方が良い状態であることを「尻上がり」といいます。
時間が経過すると共に状況が良くなっていくその様子を伝える言葉です。
もう一方の「右肩上がり」は会社の経営状態を数値に表したとき、時間と共に高まっている状況を見やすくグラフにするのです。
このようなところから、「うちの会社は右肩上がりだ」といかに好景気であるか伝える言葉になります。
「尻上がり」の例文
・『経営状態が尻上がりの企業は、この先も伸びていく』
・『尻上がりの会社経営を分かりやすくグラフにした』
「右肩上がり」の例文
・『弟の会社は右肩上がりで給料も上がった』
・『売上げが順調な兄の企業は右肩上がりだ』
まとめ
「上がり」を使っている言葉を取り上げましたが、どういった状況で使われているか学び、使いこなしてみるといいでしょう。