「パティ」と「ハンバーグ」はそれぞれ何を指しどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「パティ」と「パティ」の違いを解説します。
「パティ」とは?
「パティ」とは、「ひき肉とつなぎを混ぜて練り上げ固形にしたもの」を意味する言葉です。
「パティ」の使い方
柔らかいものを練り上げてある程度の形を持たせかたまりにした状態を指します。
ひび割れを防ぐのに使う補修用の充填材や素材を裏ごしして作るペースト状の料理に対しても用いる表現ですが、一般的には「ハンバーガーに挟まっているひき肉をこねて固めたもの」を表す意味で使われている言葉です。
「ハンバーグ」とは?
「ハンバーグ」とは、「ひき肉に卵や小麦粉などのつなぎを加えて練り上げある程度の固さになったら平たく形を整え加熱調理して作り上げる肉料理」を指す言葉です。
「ハンバーグ」の使い方
ひき肉を使った料理としては一般的なもので庶民の味として広く親しまれています。
口当たりがやわらかく食べやすいことから子供や老人などに特に好まれている料理です。
ドイツのハンブルグ地方では細くした肉を寄せ集めてステーキにしていたことからひき肉を使ったステーキのことをハンブルグ風ステーキと呼ぶようになります。
ハンブルグステーキが変化してハンバーグステーキと名付けられ、さらに略して「ハンバーグ」と呼ばれるようになったとされています。
「パティ」と「ハンバーグ」の違い
「パティ」と「ハンバーグ」の違いは「独立した料理かどうか」です。
ハンバーグの間に挟むなど料理の一部を形成するひき肉のかたまり料理を「パティ」といい、独立したメニューとして提供されるひき肉のかたまり料理を「ハンバーグ」といいます。
材料や調理方法に大きな違いはなくどのような状態で提供されるのかが区別の基準です。
「パティ」は火を通していない生のひき肉と具材を固めただけの状態を指す意味でも使うのに対し「ハンバーグ」は調理して食べられる状態になったもののみを指すという違いもあります。
まとめ
「パティ」と「ハンバーグ」は材料も調理方法も同じですが表している状態が異なります。
同じものでも状態によって呼び方が変わるので基準を知っておきましょう。