この記事では、「服役囚」と「受刑囚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「服役囚」とは?
「服役囚」は「ふくえきしゅう」と読みます。
「服役囚」は「懲役刑を受けている囚人」という意味があります。
「懲役刑(ちょうえきけい)」とは、刑務所など、刑事施設に拘置して、一定の労役に服させる刑罰のこと」という意味があります。
ちなみに「労役(ろうえき)」は、「体を動かして課せられた役務をすること」という意味があります。
このようなことから、刑務所で、家具作りをするなど、体を動かして課せられた役務をしながら、罪を償っている人たちのことを、「服役系」と呼ぶことになります。
「受刑囚」とは?
「受刑囚」は「じゅけいしゅう」と読みます。
「受刑囚」は「禁固刑および、懲役刑を受けている囚人」という意味があります。
「禁固刑」には、「刑事施設に拘置されるだけで、刑務作業を矯正されない刑罰」という意味があります。
つまり、刑務所に拘置されて、自由を奪われるという刑を受ける人のことを指します。
ただし、自ら申し出て、生産作業をすることもできます。
「服役囚」と「受刑囚」の違い
「服役囚」と「受刑囚」の違いを、分かりやすく解説します。
「服役囚」は、「懲役刑を受けている囚人」という意味があるのに対して、「受刑囚」は、「禁固刑および、懲役刑を受けている囚人」という違いがあります。
つまり、「受刑囚」の中に、「服役囚」は含まれているということになり、「受刑囚のなかで、懲役刑を受けているのが、服役囚」と言い換えることができます。
まとめ
「服役囚」と「受刑囚」の違いについて見てきました。
「服役囚」と「受刑囚」は似た印象のある言葉で、混同してしまいがちではないでしょうか。
しかし、「服役囚」は「懲役刑を受ける囚人」を指す言葉なのに対して、「受刑囚」は、「懲役刑に加えて、禁固刑を受ける囚人」を指す言葉という違いがあることが分かりました。