この記事では、「初任給」と「基本給」の違いについて紹介します。
初任給とは?
初任給とは、社会人になって初めてもらう給料のことをいいます。
高校や大学などの学校を卒業し、正規雇用された人が最初に受け取る給料を指します。
そのため学生時代にアルバイト等で初めて受け取る給料などは初任給とはいいません。
また、転職して初めて受け取る給料についても初任給とは呼ばないです。
そのため初任給を受け取るのは、人生で1度だけということになります。
初任給を受け取ることは社会人として自立する通過儀礼のようなものなので、初任給で家族などにプレゼントを購入するという人も多いです。
初任給には基本給に加えて各種手当なども含まれます。
基本給とは?
基本給とは、会社などから受け取る給料のうち手当等を含まない基本の部分になります。
基本給は年齢や学歴、能力、役職などによって決められます。
会社などから受け取る給料には役職手当や資格手当、住宅手当、通勤手当、家族手当など各種手当もありますが、それらは基本給には含まれません。
手当は月によって変動するものもありますが、基本給は変動しません。
また、残業代なども残業をした分だけもらえる賃金なので、基本給とは異なります。
初任給と基本給の違い
初任給は社会人として初めてもらう給料で、その中には基本給も含まれます。
また、基本給以外の諸々の手当や残業代なども全て含まれた金額が初任給になります。
基本給や手当のルールは、勤めている会社によって違います。
手当が全くない場合、基本給がそのまま初任給となります。
ただし、雇用保険や所得税などは差し引かれています。
初任給というと総支給額を指す場合もありますし、手取り額を指す場合もあります。
基本給は初任給以降にもらう給料にも含まれており、昇進したり降格したりしない限りは変動しません。
まとめ
初任給は社会人になって初めてもらう給料で、基本給も含まれています。