この記事では、「起動」と「稼働」の違いを分かりやすく説明していきます。
「起動」とは?
「起動」は動きを起こすと書きます。
意味も漢字の意味通りで、動きや働きを起こすことです。
特に機器類に対し使用する言葉で機器類が運転を開始することを「起動」と言います。
「起動時間」や「起動中」「再起動」「起動装置」などといった言葉があります。
言い換えれば、「開始」や「スタート」「掛かる」「始動」「やり始める」などになります。
「稼働」とは?
「稼働」は稼ぎ働くと書きます。
意味も漢字の意味通りで、稼ぎ働くこと、仕事をすることです。
何らかの仕事に就き賃金を得るために働くことが「稼働」です。
「フル稼働」や「稼働時間」「稼働状況」「稼働日数」「稼働率」などといった言葉があります。
言い換えれば、「働く」や「動く」「作動」などになります。
また、「稼動」と「動」を用いた「稼動」もあります。
この場合の意味は機械を運転することになります。
「起動」と「稼働」の違い
「起動」と「稼働」の違いを、分かりやすく解説します。
「起動」は動きや働きを起こすこと。
「稼働」は稼ぎ働くこと、仕事をすることです。
このように明確な意味の違いがあります。
また、「稼働」と「稼動」の意味にも注意が必要で、「稼動」の意味は機械を運転することです。
つまり、「起動」は機械が運転をはじめることを意味するのに対し、「稼動」は機械を運転することを意味する言葉になります。
「起動」の例文
・『パソコンが何度も再起動するので、パソコンに詳しい同僚に見てもらいました』
・『問題が発生したようで、プログラムが起動せずに困っています』
「稼働」の例文
・『社員フル稼働でも間に合うかわからない状況が続いている』
・『稼働人口が減少し人手不足が大きな課題となっています』
まとめ
以上のように、「起動」と「稼働」は異なった意味を持つ言葉になります。
また、「稼働」ではなく「稼動」との違いにも注意しなければなりません。