この記事では、「います」と「おります」の違いを分かりやすく説明していきます。
「います」とは?
「います」の意味は以下の通りです。
1つ目は「人や動物がある場所に存在することの丁寧な表現」という意味です。
2つ目は、「ある場所に滞在していることの丁寧な表現」という意味です。
3つ目は「補助動詞としてある動作・状態が続いていることの丁寧な表現」という意味です。
4つ目は「補助動詞として、現在その様な状態であること」という意味です。
「います」の言葉の使い方
「います」は動詞として「います・いました」「いません」などと使われます。
動詞「居る」の連用形「い」に丁寧語「ます」が付いた語で、「居る」の語源は「じっと動かないでいる」「低い姿勢で静かにしている」という意味です。
ここから「実際その場所に存在していること」「ある状態が続いていること」として使われる様になりました。
「おります」とは?
「おります」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「いる」のより古風で改まった、丁寧な表現という意味です。
2つ目は、「いる」のより丁寧な表現という意味です。
「おります」の言葉の使い方
「おります」は動詞として「おります・おりました」「おりません」などと使われます。
「居る」は「いる・おる」と読み、「おる」と読む場合連用形は「おり」になり、これに丁寧語「ます」が付いた語です。
「いる」と同様、「実際その場所に存在していること」「ある状態が続いていること」という意味ですが、より丁寧な表現になります。
「います」と「おります」の違い
「います」は「実際その場所に存在していること」「ある状態が続いていること」の丁寧な表現です。
「おります」は「実際その場所に存在していること」「ある状態が続いていること」の古風な、またはより丁寧な表現です。
「います」の例文
「います」の例文は以下の通りです。
・『電話が鳴っています』
・『今駅にいます』
・『資料は既に送付しています』
「おります」の例文
「おります」の例文は以下の通りです。
・『課長は席を外しております』
・『本日は終日オフィスにおります』
・『何とか暮しております』
まとめ
今回は「います」と「おります」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。