この記事では、「疑心暗鬼」と「人間不信」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「疑心暗鬼」とは?
相手が本当のことを言っているか疑ってしまい、穏やかではいられない気持ちになるといった意味で使われているのが「疑心暗鬼」【ぎしんあんき】です。
本心を語っているか不安になるあまり、相手を信用できなくなってしまいます。
そのような心理が続いたとき、人は余計相手を信用できなくなり、関係がうまくいかなくなるのです。
主に、疑心が深まると相手が怖く見えてしまい心が離れます。
「人間不信」とは?
過去に裏切られたことがある人は他人を心から信用できなくなるという意味がある言葉を「人間不信」【にんげんふしん】といいます。
それだけ信用していた者に金銭を奪い取られたり、仲間はずれにされたとき目の前にいる人はまた同じ行為するのではないかと不信を抱くのです。
不信を抱く人は一緒に行動するのが怖くなり、信用すらできなくなってしまいます。
「疑心暗鬼」と「人間不信」の違い
「疑心暗鬼」と「人間不信」の違いを、分かりやすく解説します。
疑う心があるので、相手を心から信用できない心理を表す言葉が「疑心暗鬼」です。
本当にこの人を信じてもいいか最初から疑う気持ちを持ってしまい、うまく相手と距離を縮めたり、仲を深められません。
もう一方の「人間不信」は心から信じられないという気持ちがあるため素直に付き合えないのです。
このような不信感を持つ原因には、精神的に追い詰められたり、裏切られた過去が忘れられないことにあります。
「疑心暗鬼」の例文
・『疑心暗鬼な彼女は5年付き合っても心を開いてくれない』
・『上司が疑心暗鬼で仕事がやりにくいと部下は困惑する』
「人間不信」の例文
・『子供の頃いじめにあった人間不信の弟は親友が作れない』
・『付き合うのに抵抗がある人間不信の姉は恋愛ができない』
まとめ
相手に対して心を開けない状態になる場面で使われている四文字熟語を取り上げました。
どういった人を表す言葉か学んで選び、使いこなしてみるといいでしょう。