「架け橋」と「中次ぎ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「架け橋」と「中次ぎ」の違いとは?違い

この記事では、「架け橋」「中次ぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「架け橋」とは?

険しい崖に沿って通行するために板の棚のようなものをさしかけて造った橋を「架け橋」と言います。

橋は橋でも大規模な橋ではなく、粗末な材料で作られた臨時的な橋を指す言葉になります。

加えて、「架け橋」には、橋渡し、仲立ち、といった意味もあります。

板などをかけ物理的に人と人、物と物をつなぐ意味だけでなく、コミュニケーションによって、人と人、国と国などをつなぐ意味も「架け橋」にはあります。

例えば、「両国の架け橋になる」「日本と韓国との架け橋」などといった形で使用します。


「中次ぎ」とは?

「中次ぎ」には複数の意味があります。

「電波を中次ぎする」のように途中で引き継ぐこと。

「両社の取引を中次ぎする」のように二者の間に入って取り次ぐこと。

そのほか、後継者や相続人などが成長するまで他の人が一時的に家督を継ぐことや三味線などにおいて、棒状のものを中間で継ぎ合わせること。

また、野球においては、試合の途中で登板し次の投手につなぐ選手のことも「中次ぎ」と言います。


「架け橋」と「中次ぎ」の違い

「架け橋」「中次ぎ」の違いを、分かりやすく解説します。

「架け橋」「中次ぎ」は、どちらも互いをつなぐといった意味では同じ意味を持つ言葉ですが、それぞれが持つ言葉のニュアンス、使用する場面には違いがあります。

「架け橋」の場合、実際に橋を架け互いをつなぐ際にも使用されるものの、多くは人と人、国と国、といったものをつなぐ際に用いられることが多くなります。

一方、「中次ぎ」の場合は主に野球で使用されることが多く、試合の途中で登板し次の投手につなぐ選手を指す言葉として使用されています。

「架け橋」の例文

・『私は日本と諸外国との架け橋になれるよう尽力しました』
・『日本人とインド人の血を引く私は両国の架け橋になりたい』

「中次ぎ」の例文

・『彼は中次ぎ投手として大活躍した選手です』
・『家の中でのWi-Fiの中次ぎが上手くいかない』

まとめ

以上のように、「架け橋」「中次ぎ」は使用する場面に違いがあるため、適切に使い分ける必要があります。

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