「戦う」と「抗う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「戦う」と「抗う」の違いとは?違い

この記事では、「戦う」「抗う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「戦う」とは?

同等の力がある者同士でぶつかり合って勝利を決めることを「戦う」【たたかう】といいます。

「ライバル企業と戦う」といえば、同じ分野で利益を上げる会社と張り合い、自社製品が売れる負けないと競うのです。

「残された人のために戦う」なら少しでも自分が頑張って人々を救い出すため行動します。

主に、使命感を持った人が自ら挑んで結果を残す場面で使われている言葉です。


「抗う」とは?

相手に従ってしまうのではなく、あえて抵抗することを「抗う」【あらがう】といいます。

いくらお金や地位を与えると言われたとしても、自分は断固として拒否するため抵抗する態度を見せるのです。

良い条件を突きつけられてもその誘惑にはまるのではなく、目上の人にでも怯まず立ち向かうという意味で使われています。


「戦う」と「抗う」の違い

ここでは「戦う」「抗う」の違いを、分かりやすく解説します。

同じ能力がある者と勝敗をつけるために挑むことを「戦う」といいます。

同じ分野で競う企業や、理不尽なことで襲ってくる者を追い払うためにも自らが壁となり、みなを守る状況でも使われている言葉です。

もう一方の「抗う」は相手が掲示してくる魅力的な条件にも振り回されず、抵抗して受け入れないという意味があります。

「戦う」はときに武器を持って敵に立ち向いますが、「抗う」は抵抗するところに焦点を当てた言葉です。

「戦う」の例文

・『大勢で囲む敵に対して1人で戦う兄が格好いい』
・『与えられた命をまっとうするため、最後まで癌と戦う』

「抗う」の例文

・『災害や借金、裏切りと過酷な運命に負けず抗う』
・『国家に振り回されないよう国民は団結して権力に抗う』

まとめ

何があっても相手に立ち向かう人の行動を指す言葉ですが、意味や使い方に違いがありますので、どこに違いがあるか学んでみましょう。

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