「ドクロ」と「骸骨」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ドクロ」と「骸骨」の違いとは?違い

この記事では、「ドクロ」「骸骨」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ドクロ」とは?

「ドクロ」とは白骨化したヒトの頭蓋骨です。

頭部の枠組みとなっている骨ですが肉が付いている状態ではドクロとは言わず、完全に白骨化した状態の頭蓋骨がドクロになります。

ヒトは頭から足の先まで骨が入っている脊椎動物ですが、頭部の骨だけがドクロとして扱われ、首から下の骨は白骨化していたとしても含まれません。

頭頂部から後頭部前面部に顎の部分までの骨が白骨化し肉がついていない状態になったものがドクロです。


「骸骨」とは?

「骸骨」とは白骨化した脊椎動物の骨です。

ただし白骨化したと言っても完全に骨だけになったものと言うわけではなく、靭帯と軟骨も含みます。

脊椎動物の骨なので定義的には魚の骨格であっても骸骨に含まれるはずですが、魚の骨格は骸骨と呼ばれません。

逆に哺乳類の骨であれば骸骨と呼ばれますが、特にヒトの骨を指して使われることが多い言葉です。

また骸骨は体のどこか一部分だけでなく、頭から手足の先まで体全体の骨格を指します。


「ドクロ」と「骸骨」の違い

「ドクロ」「骸骨」の違いを、分かりやすく解説します。

白骨化したヒトの頭蓋骨が「ドクロ」で、白骨化した哺乳類の骨格が「骸骨」です。

「ドクロ」は頭部だけで首から下は含みませんが、「骸骨」は全身の骨を含みます。

また「ドクロ」はヒトの頭蓋骨にだけ使われ他の動物の頭蓋骨には使われない言葉ですが、「骸骨」は特にヒトのものを指すことが多いもののヒト以外の哺乳類の骨格に対しても使われる言葉です。

まとめ

「ドクロ」はヒトの骨かつ頭の部分の骨だけなのに対し、「骸骨」は特にヒトのものを指すけれど哺乳類全般の骨に対して使われかつ全身の骨という違いがあります。

骸骨の一部がドクロということも可能ではありますが、範囲が大きく違うので別物の言葉として覚えておくと良いでしょう。

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