「間引く」と「間伐」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「間引く」と「間伐」の違いとは?違い

この記事では、「間引く」「間伐」の違いを分かりやすく説明していきます。

「間引く」とは?

「間引く」とは植物が過密状態にならないよう間隔を空ける形で排除することです。

植物は地面からの栄養や光合成で成長しますが、密集状態だと成長に十分な栄養を吸い取れなくなりますし、日当たりが悪くなれば光合成も十分にできません。

なので栄養や日光の奪い合いにならないように数を減らし間隔を空ける必要がありますが、その空間ができるように数を減らすことを間引き、それをすることを間引くと言います。


「間伐」とは?

「間伐」とは樹木が十分成長するように邪魔な木を伐採することです。

林業などの樹木に関する業界で、樹木に対する間引きと言えます。

地面からの栄養や日光がないと十分育たないのは樹木も同じであり、邪魔な植物を排除することで育てたい植物が十分育つようにするというのは、他の植物の間引きと同じです。

間を空けるために伐採することから間伐という呼び方になっているので、刈り取ることを伐採と言わないような植物には使わず、基本的に樹木だけに間伐という言葉が使われます。


「間引く」と「間伐」の違い

「間引く」「間伐」の違いを、分かりやすく解説します。

植物が栄養や日光を奪い合って成長不良にならないよう邪魔な植物を排除して間を空けることが「間引く」で、それを樹木で行うのが「間伐」です。

「間引く」は草のような背の低いものから樹木のような背の高いものまで植物全般に使える言葉ですが、「間伐」は刈り取ることを伐採というような樹木にだけ使われます。

「間引く」の例文

・『増えすぎたハーブを間引く』
・『花壇の花を少し間引くことができれいな花が咲くようになった』

「間伐」の例文

・『枯れかけの木を間伐する』
・『間伐材の有効活用』

まとめ

植物がちゃんと育つように邪魔な植物を排除するならどんな植物でも使える言葉が「間引く」であり、「間伐」は樹木にだけ使える言葉というのが両者の違いです。

間伐の方が言葉としての用途が限定的というだけなので、間伐のことを間引くと言い換えても問題ありません。

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