薬の保存方法「常温」と「室温」の違いとは?分かりやすく解釈

「常温」と「室温」の違いとは?違い

薬は変質して効果が失われることを防ぐために保存する温度が指定されています。

薬の保存方法の「常温」「室温」はそれぞれ何度ぐらいの温度で保存すれば良いのでしょうか。

今回は、「常温」「室温」の違いを解説します。

「常温」とは?

薬の保存方法の「常温」とは、「15?25℃」のことです。


「常温」の使い方

鳥の薬種類によっては極端な高温や低温で変質し効果が失われてしまう可能性があります。

薬の効果を安全に保ったまま保管できるようそれぞれの薬には最適な保存温度が示されています。

薬の保存方法の目安として示される温度のうち通常の温度を意味するのが「常温」です。

通常の気温を表す言葉ですが季節によって通常の温度は変わってしまうため注意が必要です。

薬の保管温度についてはあらかじめ取り決めがあり、「常温」が表している温度は15?25℃であると決められています。

この基準は第十六改正日本薬局方の通則第15項という薬を取り扱う全てに適用されるルールに基づくものなので製造メーカーや薬の種類が異なっても「常温」の基準は同じです。


「室温」とは?

「室温」とは、「1?30℃」のことです。

「室温」の使い方

「室温」とは室内の温度、つまり建物の中にある部屋の気温を指します。

部屋の気温と言っても季節や空調機器によってバラバラですが、薬の保管温度としては「1?30℃」の範囲が「室温」であると定められています。

「常温」と「室温」の違い

「常温」は15?25℃、「室温」は1?30℃です。

特に指示がない場合は「室温」で保管するのが基本です。

「常温」の例文

・『常温で保管しなければ効果が失われてしまう薬』
・『常温の範囲は意外に狭い』

「室温」の例文

・『薬を室温で保管する』
・『真夏は室温を超えてしまう恐れがある』

まとめ

「常温」「室温」では示している温度が異なります。

湿度や日当たりなどとあわせてふさわしい場所に薬を保管してください。

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