この記事では、「疾風迅雷」と「電光石火」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「疾風迅雷」とは?
勢いがある風のごとく、ときには雷のように周囲を威嚇する動き見せることを「疾風迅雷」【しっぷうじんらい】といいます。
とても動きが激しく、驚くような速さで行動する人はまるで強く吹く風のようにも見えるのです。
このようなところから、自分で規則を決めては意識しなくても素早く勢いを持って動き回れるようにする言葉として使われています。
「電光石火」とは?
激しく音を出しながら稲妻が光り、石を打つときの火のごとく素早い動きを表す四文字熟語を「電光石火」【でんこうせっか】といいます。
稲妻の光を表す電光と、火打ち石という意味がある石火を掛け合わせた言葉であり、自分の行動を素早く行なうため意識を持つときに使われている言葉です。
また、とても時間が短いといった意味でも使われています。
「疾風迅雷」と「電光石火」の違い
「疾風迅雷」と「電光石火」の違いを、分かりやすく解説します。
雷のように力強さを持って周囲を威嚇しつつ素早く動くことを「疾風迅雷」と例えます。
一瞬にして雷が辺りを明るく照らし、風のように素早く落ちる状況を表す言葉です。
もう一方の「電光石火」はとても勢いがあり、激しい様はまるで稲妻のようだと例える四文字熟語になります。
このようなところから、力を持って素早い動きを見せる人の様を表すのです。
「疾風迅雷」の例文
・『建築現場で無駄なく働く彼女は疾風迅雷のようだ』
・『経験を積んだ彼の仕事ぶりは疾風迅雷のようだった』
「電光石火」の例文
・『電光石火の蹴りで敵を1位の座から引きずり落とした』
・『大物俳優と若手新人歌手が電光石火の様に電撃結婚した』
まとめ
四文字熟語には雷や石火といったものでどのような動きを見せるかを例えられるものがあります。
どういった意味で使うか学習しては、文章を作成してみるのも面白い語学の勉強になるでしょう。
