「たまたま」と「思いがけず」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「たまたま」と「思いがけず」の違いとは?違い

この記事では、「たまたま」「思いがけず」の違いを分かりやすく説明していきます。

「たまたま」とは?

何か特別な理由や意図がなく、偶然に起こったことを表します。

例えば、「たまたま同じ電車に乗った」「たまたま本屋で見つけた本」のように使われます。

この場合、起こったことに対しては驚きや喜びなどの感情が伴うこともありますが、必ずしもそうではありません。

また、「たまたま」は、起こったことの原因や結果を説明する必要がない場合に使われます。


「思いがけず」とは?

予想や計画とは違って起こることを表しますが、そのことが自分にとって有利になったり、望ましい結果になったりする場合に使われます。

例えば、「思いがけず入賞した」「思いがけず彼と知り合った」のように使われます。

この場合、起こったことに対しては感謝や喜びなどのポジティブな感情が伴います。

また、「思いがけず」は、起こったことの原因や結果を説明する必要がある場合に使われます。


「たまたま」と「思いがけず」の違い

「たまたま」「思いがけず」の違いを、分かりやすく解説します。

「たまたま」は、「ちょうどその時」という意味や、「偶然」という意味で使われます。

個人的な事柄に使われることが多く、主観的な感情が含まれることがあります。

その一方で、「思いがけず」は、「予想もしなかったことが起こる」という意味で使われます。

客観的な事実を述べるときに使われ、驚きや感動などの強い感情が伴うことがあります。

「たまたま」の例文

・『たまたま空き時間ができたので、映画を見に行った』
・『たまたま本屋で面白そうな本を見つけた』

「思いがけず」の例文

・『思いがけず、彼からプロポーズされた』
・『全く期待していなかったが、思いがけず、宝くじに当たった』

まとめ

「たまたま」「思いがけず」は、どちらも「予期しないことが起こる」という意味で使われますが、ニュアンスが少し違います。

「たまたま」は、偶然にもその時になってしまったという感じで、個人的な事柄に使われます。

その一方で、「思いがけず」は、予想もしなかったことが実現したという感じで、客観的な事柄に使われます。

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