「気難しい」と「神経質」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気難しい」と「神経質」の違いとは?違い

この記事では、「気難しい」「神経質」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気難しい」とは?

「気難しい」「きむずかしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「頑固であったり、好き嫌いが激しいなどで、扱いにくい様子」という意味です。

2つ目は、「機嫌が悪く、明らかにその様な表情になっている様子」という意味です。

3つ目は「ものごとをする気分になれない様子」という意味です。


「気難しい」の言葉の使い方

「気難しい」は形容詞として「気難しい人」などと使われたり、名詞として「気難しさが顔に出る」などと使われます。

「気」「空気」「大気」「息」から転じて「精神・感情の働き」という意味、「難しい」「解決するのが困難である」「複雑でわかりにくい」から転じて「人の扱いが面倒・厄介である」という意味、「気難しい」「精神・感情の働きが複雑で、扱いが面倒な様子」になります。


「神経質」とは?

「神経質」「しんけいしつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「情緒的に不安定で、わずかなことにも過敏に反応して、自らを追い込む病的な気質のこと」という意味です。

2つ目は、「細かいことがいちいち気になり、思いわずらう様子」という意味です。

「神経質」の言葉の使い方

「神経質」は名詞・形容動詞として「神経質だ・である」「神経質な上司」などと使われます。

「神経+質」で成り立っている語で、「神経」「からだの機能を統率し、刺激を伝える組織」「外部からの刺激を感じ、それに反応する心の働き」という意味、「質」「生まれつきのもの」という意味、「神経質」「周囲からの刺激に対して、心が過敏に反応する生まれつきの性質」になります。

基本的に、上で紹介した「気難しい」の要素のひとつとして含まれます。

「気難しい」と「神経質」の違い

「気難しい」「精神・感情の働きが複雑で、扱いが面倒な様子」です。

「神経質」「周囲からの刺激に対して、心が過敏に反応する生まれつきの性質、『気難しい』の要素のひとつ」です。

まとめ

今回は「気難しい」「神経質」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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