この記事では、「立脚」と「依拠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「立脚」とは?
立脚は、りっきゃくと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、根拠や基礎をしっかりと定めるとか、真っ直ぐたてるといった意味を持っている立の漢字に、物事の根拠や膝から下の足等という意味を有する脚の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に立脚は、自分の立場を定める事を表すのです。
要するに、己の立ち位置を決めるという意味の言葉として使われています。
「依拠」とは?
依拠は、いきょと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、より所にするとか、こんきょにするといった意味の依の漢字に、それに基づいて頼りにするという意味がある拠の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から依拠は、あるものに基づくという意味を示すのです。
つまりは、何かを拠り所とするといった意味の言葉として用いられています。
「立脚」と「依拠」の違い
立脚と依拠の漢字表記を並べて見比べを実行してみると、使用している漢字は全然違っており、読み方も似ているという程ではありません。
所が表現する意味には似ている所があるので、いざ使い分けを意識すると混同してしまう恐れは十分にあるのです。
とはいえ意味のニュアンスには違いがあるので、そこを踏まえれば問題なく使い分けが出来ます。
まず立脚は、自分の立ち位置を決めてそれを基準にする、という意味を表すのです。
もう一方の依拠は、あるものに基づき、拠り所にするという意味を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字は存在しない上に、読み方も似ているという程ではないです。
ですが表現する意味には似ている部分はあるので、ごっちゃになる人も珍しくありません。
ただし指し示す意味合いのニュアンスには相違点があるので、そこを把握すれば問題なく使い分け出来ます。
ちなみに立脚は、自分の立場を決めそれを拠り所にするという意味で使われているのです。
対する依拠は、とある物を基準にしたり拠り所にするという意味で、用いられています。