この記事では、「悲喜こもごも」と「悲喜交錯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悲喜こもごも」とは?
「悲喜こもごも」は漢字で書くと「悲喜交交」です。
「悲喜交交」には、悲しみ、喜び、といった漢字が用いられ、加えて交わるといった漢字が用いられています。
つまり、悲しみと喜びが交わった状況を意味する言葉になります。
悲しみと喜びを代わる代わる味わうこと。
悲しみと喜びが入りまじっていること。
そのような状況が「悲喜こもごも」になります。
「悲喜交錯」とは?
「悲喜交錯」には、悲しみ、喜び、そして、いくつかのものが入りまじることを意味する交錯が用いられています。
つまり、「悲喜交錯」とは、悲しみと喜びが入りまじっていることを意味する言葉になります。
「悲喜こもごも」と「悲喜交錯」の違い
「悲喜こもごも」と「悲喜交錯」の違いを、分かりやすく解説します。
「悲喜こもごも」と「悲喜交錯」は同じ意味を持つ言葉です。
どちらも、悲しみ、喜び、といった漢字が用いられ、加えて、交わる、交錯といった同じ意味を持つ漢字が用いられています。
「悲喜こもごも」と「悲喜交錯」共に悲しみと喜びが交わった状況を意味する言葉になり意味に違いはありません。
そのため、同じ意味として使用することができる言葉になります。
「悲喜こもごも」の例文
・『ベスト4に入れたことは嬉しいけれど、県大会への切符をつかむことができず悲喜こもごもだ』
・『年の初めに祖母がなくなり、年末には娘が生まれた今年一年は悲喜こもごもの年でした』
「悲喜交錯」の例文
・『念願の上京だったものの、実際に決まると故郷を離れる寂しさがあり悲喜交錯です』
・『メダルを取ることができ嬉しいものの金メダルではなかったことで悲喜交錯な気持ちです』
まとめ
以上のように、同じ意味を持つ「悲喜こもごも」と「悲喜交錯」。
ほかにも、「悲喜交集」や「笑いあり涙あり」といった類語があります。