この記事では、「衛生管理者」と「管理栄養士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「衛生管理者」とは?
「衛生管理者」とは作業環境の衛生や労働者の健康を管理する仕事です。
作業する場所に有害な物質が流れ出るような形になっていないか、作業員の病気に繋がらない程度に清潔さを保てているか、食品を加工している場合加工したものに汚れや有害物質がついたり傷むようになっていないかなどを確認し管理することになります。
問題を発見した場合はどのようにすれば解決するかを考えて対処したり、そういった問題が発生しないよう指導するのが仕事です。
「管理栄養士」とは?
「管理栄養士」とは施設で提供される食べ物の栄養を管理する職業を指します。
例えば病院食や学校の給食などで必要とされている栄養がしっかりと含まれているか、栄養のバランスが取れたメニューになっているかを考えるのが仕事です。
病院などの医療施設や学校の給食を作る施設には必ずいますし、老人ホームなどの介護施設でも欠かすことはできません。
また病院や学校老人ホームなど集団へ提供する食事の栄養管理だけでなく、アスリートの食事指導や訪問介護の食事管理など個人単位での健康管理のために雇われていることもあります。
「衛生管理者」と「管理栄養士」の違い
「衛生管理者」と「管理栄養士」の違いを、分かりやすく解説します。
管理を任された場所が清潔かなどの衛生を管理するのが「衛生管理者」で、管理を任された職場で作られる食事の栄養バランスや必須栄養素に問題がないかを管理するのが「管理栄養士」です。
「衛生管理者」は環境面から健康を管理し「管理栄養士」は食事面から健康を管理するとも言えます。
まとめ
場所について清潔さや有毒性のなさを管理するのが「衛生管理者」で、食事について栄養バランスや必須栄養素を管理するのが「管理栄養士」と言えます。
「衛生管理者」は食品に関わる場所でもそれ以外でも仕事がありますが、「管理栄養士」は食事を作ったりメニューを作る場所にしか仕事がありません。