「烏龍茶」と「凍頂烏龍茶」の違いとは?分かりやすく解釈

「烏龍茶」と「凍頂烏龍茶」の違いとは?違い

この記事では、「烏龍茶」「凍頂烏龍茶」の違いを分かりやすく説明していきます。

「烏龍茶(うーろんちゃ)」とは?

「烏龍茶」とは中国茶の一種です。

「烏龍茶」の茶葉は紅茶と緑茶のあいだで発酵を止めることにより生成される半発酵茶になります。

「烏龍茶」という名称ですが、茶葉の色が鳥のように黒く、曲がりくねった形状が龍のようであることに由来しているそうです。

現在、「烏龍茶」の生産量は中国福建省が最も多く、福建省北部武夷山市で作られている武夷岩茶が「烏龍茶」の代表銘柄として知られています。

上記の産地に加え、中国福建省安渓、広東省、台湾は「烏龍茶」の4大生産地とされているのです。

「烏龍茶」は基本的に二度煎じて飲まれます。

一煎目には茶器を温めるため、茶葉を開かせるため、茶葉のほこりなどを洗い落とすためという理由があるからです。

そのため、一煎目のお湯は飲まずに捨てられます。

そして、二煎目に30秒から1分程度かけて成分を抽出し香りと味を楽しみながら飲むのです。

茶葉にもよりますが、四煎目から五煎目まで味を楽しめるものもあります。


「凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)」とは?

「凍頂烏龍茶」とは「烏龍茶」に分類される台湾茶です。

現在、「凍頂烏龍茶」は台湾各地で茶葉が栽培されており、同国を代表する「烏龍茶」として扱われています。

もともとは台湾南投県鹿谷郷東部で栽培されていた「烏龍茶」の名称であり、19世紀中ごろに林鳳池という人物が茶の苗を持ち込んで、栽培したのが起源とされています。

「凍頂烏龍茶」「烏龍茶」の一種ですが、味はより緑茶に近く、爽やかでフルーティな甘味を持っているのが特徴です。


「烏龍茶」と「凍頂烏龍茶」の違い

「烏龍茶」「凍頂烏龍茶」の違いを、分かりやすく解説します。

「烏龍茶」とは中国茶の一種であり、その「烏龍茶」に分類される台湾茶が「凍頂烏龍茶」です。

「烏龍茶」の代表的な銘柄には「凍頂烏龍茶」のほか、「武夷岩茶」「東方美人茶」「鉄観音」「水仙」などがあります。

まとめ

「凍頂烏龍茶」「烏龍茶」の一種ということでした。

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