「見渡す」と「眺める」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「見渡す」と「眺める」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「見渡す」「眺める」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見渡す」とは?

「見渡す」「みわたす」と読みます。

意味は、「遠くまで視界に入る様に広く見ること」です。

自分の立ち位置や場所などを決めて、一度に広い範囲を見られる様にすることを表します。


「見渡す」の言葉の使い方

「見渡す」は動詞として「見渡す・見渡した」「全体を見渡して配置を決める」などと使われます。

「見」は動詞「見る」の連用形で「視覚で事物の存在などをとらえる」という意味、「渡す」「こちらの手から相手の手へ移す」「物の上を越えて、一方から他方へ物がとどくようにする」という意味、「見渡す」で、「高いところから、広い範囲にあるものの存在などを視覚でとらえられる様にすること」になります。


「眺める」とは?

「眺める」「ながめる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「のんびりと、視野に入ってくるもの全体を見ること」という意味です。

2つ目は、「ある感情を持って、じっと見つめること」という意味です。

3つ目は「すぐ側で、成り行きをじっと見守ること」という意味です。

4つ目は「物思いにふけりながら、ぼんやり見ること」という意味です。

「眺める」の言葉の使い方

「眺める」は動詞として「眺める・眺めた」と使われたり、名詞として「眺めが良い」などと使われたりします。

「眺める」の語源は「長目(ながめ)」という言葉で、「長い間見ること」という意味、転じて「眺め・眺める」として使われる様になりました。

基本的に、深く観察するために見るのではなく、視界に入ってくるものを、漠然と長い間見ることに使われます。

「見渡す」と「眺める」の違い

「見渡す」「高いところから、広い範囲にあるものの存在などを視覚でとらえられる様にすること」です。

「眺める」「視界に入ってくるものを、漠然と長い間見ること」です。

まとめ

今回は「見渡す」「眺める」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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