物事を組み上げることを表す言葉には「確立」や「構築」があります。
この記事では、「確立」と「構築」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確立」とは?
「確立」とは物事や制度、立場、組織、理論などがしっかりと組み上げられることを表す時に使う言葉です。
「確立」は物事の基礎や土台となるもの十分に準備して、これをベースとしてしっかりしたものを作るのが特徴です。
「確立」の同音異義語には「確率」があり、こちらは物事が起こる際の頻度を表す言葉であり、統計や計算、ゲームなどに使われています。
「確立」の類義語には「樹立」があります。
「構築」とは?
「構築」とは組み立てて作り上げることを表す言葉です。
「構築」は基礎からしっかりと築くのが特徴であり、建築物からシステム、理論など幅広く使われています。
「構築」は1つのセットを作り上げることを表す時にも使われており、カードゲームでは基本的なセットは「構築済みデッキ」と呼ばれています。
「構築」は英語で“construction”であり、こちらは工事という意味でも使われる言葉です。
「確立」と「構築」の違い
この2つはどちらも物事や制度、システムなどをしっかりと組み上げることを表す言葉です。
1からしっかりと作り上げることを表す時には「構築」の方を使います。
「確立」の例文
・『民主主義を確立した政治家は引退後になっても様々な活動を支援したそうです』
・『システムの確立に関与していた人物から依頼があり、管理部門を任されました』
「構築」の例文
・『建造物の構築について調べていたところ、意外な欠陥が見つかりました』
・『この構築済みデッキはとてもバランスがよく、汎用性の高いカードも入っているのでおすすめです』
まとめ
「確立」や「構築」はどちらも物事やシステムをしっかりと組み上げることを表す言葉です。
「確立」は組みあがったものを定めるという点が重要視されており、この言葉は「確率」と間違えやすいことで有名です。