この記事では、「掛ける」と「乗じる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「掛(か)ける」とは?
「掛ける」には「高い所からぶらさげる」や「目につくように高い所に掲げる」、「火に当てるために鍋などをつるしさげる」、「物を一方から他方へ渡す」、「力や重みなどを一方に加えのせる」など非常に多くの意味を含める言葉です。
「掛ける」の使い方
「掛ける」は動詞として使われています。
「乗(じょう)じる」とは?
「乗じる」には「自分に得となるように相手の弱みとなるようなことや状況などを利用すること」を意味する言葉です。
「乗じる」の使い方
「乗じる」は動詞として使われています。
「掛ける」と「乗じる」の違い
「掛ける」は「高い所からぶらさげる」や「目につくように高い所に掲げる」、「火に当てるために鍋などをつるしさげる」、「物を一方から他方へ渡す」、「力や重みなどを一方に加えのせる」など実に30以上の意味を含める言葉になります。
一方、「乗じる」が意味するのは「自分に得となるように相手の弱みとなるようなことや状況などを利用すること」を意味する言葉です。
「掛ける」の意味の中に「乗じる」と同じ意味は含まれないので、二語は違う意味を表す言葉であると解釈できるでしょう。
「掛ける」の例文
・『店の入り口にのれんを掛ける』
・『船に帆を掛ける船員の様子が見えた』
「乗じる」の例文
・『この機に乗じて、敵国に乗り込もう』
・『彼は相手の不利に乗じて、立場を逆転させていった』
まとめ
「掛ける」は「高い所からぶらさげる」など30以上の意味を含める言葉になります。
一方、「乗じる」は「自分に得となるように相手の弱みとなるようなことや状況などを利用すること」という意味のみを表す言葉です。
「掛ける」の意味の中に「乗じる」と同じものは含まれないので、二語はそれぞれ違う意味を表す言葉ということでした。