「在任中」と「在職中」の違いとは?分かりやすく解釈

「在任中」と「在職中」の違いとは?違い

この記事では、「在任中」「在職中」の違いを分かりやすく説明していきます。

「在任中」とは?

責任もって果たすべき役割についている間という意味です。

「在任」には、任務についていることという意味があります。

責任を持って果たすべき何らかの役割についていることです。

「在」という漢字には、ある場所や立場などにいるという意味があり、「任」という漢字には、しごと、役目、役目につくという意味があります。

「中」は、ある物事をしている最中という意味です。

このことからこの言葉には、任務についている途中という意味があることがわかります。

たとえば、Aさんが会長という任務についているとします。

一人の人がずっと会長をやり続けることはなく、ある期間を過ぎれば別の人がその任につきます。

Aさんがその任についている間なら、Aさんにとってはその期間がこの言葉が意味するものです。

他の人が会長についたなら、Aさんは会長という任務を離れているので、この言葉が意味するものではありません。


「在職中」とは?

ある職業についていることという意味です。

「職」という漢字には、職、仕事という意味があります。

このことからこの言葉には、ある仕事についている途中という意味があることがわかります。

何かの役職についているという意味合いではなく、一般的な会社員として務めている間などのことをいいます。

たとえば、普通の会社員として30年間勤務しているとします。

その30年の間がこの言葉が意味するものです。


「在任中」と「在職中」の違い

「在任中」「在職中」の違いを、分かりやすく解説します。

2つの言葉の違いは、「任」という漢字を使用しているか、「職」という漢字を使用しているかです。

この違いによって意味が変わります。

前者は任務についている間のことです。

後者は仕事についている間のことです。

責任ある立場についていなくても、ある仕事についていれば、この言葉が意味するものに当てはまります。

まとめ

2つの言葉の違いは、就いているものが任務なのか職業なのかという点です。

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