「在籍」と「在席」の違いとは?分かりやすく解釈

「在籍」と「在席」の違いとは?違い

「在籍」「在席」は同じ読み方で意味合いを混同されやすい言葉です。

この2つの言葉はどのような意味の違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「在籍」「在席」の違いを解説します。

「在籍」とは?

「在籍」とは、「組織や団体に所属し構成員の一人として籍を置くこと」を意味する言葉です。


「在籍」の使い方

「在籍」「籍」は組織や団体に加入状況した人の情報を書き込む名簿を意味します。

籍に登録されていることが組織や団体に所属している証明になることから、組織や団体を構成する一員になるため所属することを「籍を置く」と表現します。

組織や団体に籍を置き所属していることを指す言葉が「在籍」です。

一般的には学校や会社、サークルなどの団体に籍があることを表す意味で使います。


「在席」とは?

「在席」とは、「自分の席に本人がいること」を意味する言葉です。

「在席」の使い方

座るために用意された場所のことを「席」といいます。

ビジネスの世界では役職やポストの意味で使われるほか、職場で仕事をするために座る場所を指す意味でも使います。

「在席」とは特定の人がその人の席にいること、つまり本人がそこにいることを表す言葉です。

その人に割り当てられた席に本人がいるのが「在席」で、席はあるものの本人が席を離れていてその場にいないことを「離席」といいます。

「在籍」と「在席」の違い

組織や団体に所属していることを意味するのが「在籍」、本人が席にいるのが「在席」という違いで区別されます。

「在籍」が所属や帰属など登録状況を表すのに対し、「在席」は本人が席にいる物理的な状況を表しています。

「在籍」の例文

・『彼はサッカー部に在籍している』
・『大学に在籍することを在学という』

「在席」の例文

・『在席中に連絡があった』
・『月曜日の午前中なら在席している』

まとめ

「在籍」「在席」は表している意味が全く異なる別の言葉です。

混同されやすい言葉なのでそれぞれの意味を正確に理解して区別してください。

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