「踏まえて」と「含めて」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「踏まえて」と「含めて」の違いとは?違い

この記事では、「踏まえて」「含めて」の違いを分かりやすく説明していきます。

「踏まえて」とは?

「踏まえて」とはそれを前提としてという意味の言葉です。

先に述べた事柄を受け、それがあることを念頭に置いた上で話を進めるために使われます。

本来はしっかりと踏みしめるという意味でしたが、話の土台としてその上に乗るという意味に転じて使われるようになったのが現在使われている踏まえてという言葉です。


「含めて」とは?

「含めて」とはそれも一緒に扱うという意味の言葉です。

先に述べた事柄もこれから話す内容の対象にするという場合に使われます。

含めるは現在でも同じ範囲内に入れることや一緒に扱うこととして使われる言葉であり、含めても先に触れたことをこれからの話で触れることの一部として一緒に扱うために使う言葉です。


「踏まえて」と「含めて」の違い

「踏まえて」「含めて」の違いを、分かりやすく解説します。

先に触れたことをこれからする話の前提としたり、先に触れたことを考慮した上で話を進めるために使われるのが「踏まえて」です。

それに対して「含めて」は先に触れたこともこれからする話の一部として扱うという意味で使われます。

先に触れたことを前提として踏み台にして話を進めるのが「踏まえて」で、先に触れたことを別の話ではなくこれからする話で他に対象となるものと一緒のものとして扱うのが「含めて」です。

「踏まえて」の例文

・『昨今の情勢を踏まえて経営を考える』
・『失敗の原因を踏まえて対策を練る』

「含めて」の例文

・『失敗も含めて経験を糧にする』
・『返品された商品も含めて計上する』

まとめ

「踏まえて」「含めて」の違いは先に触れたことをどのように扱うのかの違いにあります。

「踏まえて」という場合先に触れたことはこれからする話の前提であったり、これから話をする上で考慮しておくよう言う言葉ですが、「含めて」は先に触れたことをその後に続ける話の一部として扱うよう言うための言葉です。

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