この記事では、「カペリン」と「ししゃも」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カペリン」とは?
カペリンは、capelinと表記される事がある言葉です。
キュウリウオ科の海水魚である、カラフトシシャモを表す言葉としてこのカペリンは使われています。
更にカペリンは、体長が15センチから25センチ程の大きさであり、北極海から北太平洋、北大西洋に掛けて広く生息している魚です。
カラフトシシャモという呼び名もある事から理解出来る様に、ししゃもに良く似た姿形をしていますが、こちらの方が鱗が小さいという特徴があります。
「ししゃも」とは?
ししゃもは、柳葉魚と漢字で表記される事もある言葉です。
アイヌ語に由来して名付けられた言葉であり、キュウリウオ科に属している海水魚を示します。
全長は約15センチ程で、細長い身体付きで北海道の太平洋側の沿岸地域のみに分布している魚です。
そんなししゃもの大きな特徴としては、川で産卵し孵化した後に、海で成長後に川に戻るという性質を持ち、日本の固有種となっています。
「カペリン」と「ししゃも」の違い
カペリンとししゃもの文字表記を並べて見比べてみると、使われている文字も読み方も全然違う言葉同士であると直ぐに気付けるものです。
所がこの2つの言葉は共に、キュウリウオ科の属する海水魚を表現する言葉であるため、混同する危険性がないとは言えません。
とはいえカペリンは、北極海から北太平洋や北大西洋といった地域に広く生息している魚で、カラフトシシャモという呼び名がある魚です。
一方のししゃもは、北海道の太平洋側にだけ生息している日本の固有種で、河川で産卵し孵化するのが特徴となっています。
まとめ
2つの言葉は、使用されている文字も読み方も全然違っていますが、どちらもキュウリウオ科の海水魚を指し示す言葉で、魚としての見た目も似ているのです。
ですがカペリンは、カラフトシシャモとも呼ばれる魚で、北極海から北太平洋、北大西洋と広く分布し、ししゃもよりも小さな鱗を持つ魚に対して使われる言葉となっています。
対するししゃもは、北海道の太平洋側にのみに生息している魚で、川で産卵し孵化して海で育ち、川に戻るという魚です。