この記事では、「しょんぼり」と「がっかり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しょんぼり」とは?
寂しさや空しさによって気が滅入っている様子です。
語源は、小雨が降り続く時の音の「しょぼしょぼ」や「しよほしよほ」から来ています。
小雨が降り続く様子が、弱々しく、無気力な様子に似ているからです。
例えば、友達と遊ぶ約束がキャンセルになったり、恋人と別れたりした時に「しょんぼりする」ことがあります。
自分の気持ちを「しょんぼりだよ」と言うことはあまりありませんが、他人の様子を「しょんぼりしている」と言うことはよくあります。
「がっかり」とは?
期待が外れたり、望みがなくなったりして気分が沈んでいる様子です。
例えば、試験に落ちたり、プレゼントが欲しくなかったものだったりした時に「がっかりする」ことがあります。
自分の気持ちを「がっかりだよ」と言うこともありますし、他人の様子を「がっかりしている」と言うこともあります。
「しょんぼり」と「がっかり」の違い
「しょんぼり」と「がっかり」の違いを、分かりやすく解説します。
「しょんぼり」と「がっかり」は、同じようなシチュエーションで使われることもありますが、感情の種類や強さによって使い分けることが可能です。
「しょんぼり」は気分が沈んでいて、寂しそうにしていることを言います。
語源は小雨が降る音に由来するので、弱々しく無気力な感じがします。
その一方で、「がっかり」は期待していたことが実現しなかったり、思ったより悪かったりして、悔しくて落ち込むことを言います。
感情が強く出ることが多いと考えられます。
「しょんぼり」の例文
・『彼は彼女に振られてしょんぼりしていた』
・『雨の日はしょんぼりする』
「がっかり」の例文
・『彼の言動にがっかりする』
・『試験に落ちてがっかりした』
まとめ
「しょんぼり」と「がっかり」はどちらも気分が落ち込んでいる様子を表す言葉ですが、違いがあります。
「しょんぼり」は寂しさや空しさによってなる状態です。
その一方で、「がっかり」は期待が外れたり、望みがなくなったりしてなる状態です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。