「しれっと」と「平然とする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「しれっと」と「平然とする」の違いとは?違い

この記事では、「しれっと」「平然とする」の違いを分かりやすく説明していきます。

「しれっと」とは?

自分のしたことや言ったことに対して責任を取らない、あるいは相手の反応を気にしないという印象を与えます。

例えば、嘘をついたことがばれても平気な顔をする、ひどいことを言っても何でもないように振る舞う、などの場合に使われます。

この言葉は、攻撃的なことを言うときや、相手を、からかうときにも使われます。

また、自分のやりたいことを勝手にやっても平然としているという意味でも使われます。


「平然とする」とは?

自分のしたことや言ったことに対して確信を持っている、あるいは冷静に対処しているという印象を与えます。

例えば、困難な状況に直面しても動じない、大胆なことを言っても堂々としている、などの場合に使われます。

この言葉は、自分の立場や信念を貫くときや、相手に対して強気に出るときにも使われます。

また、自分のやりたいことを正当化するという意味でも使われます。


「しれっと」と「平然とする」の違い

「しれっと」「平然とする」の違いを、分かりやすく解説します。

「しれっと」「平然とする」は似た意味の言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「しれっと」は、何事もなかったように、厚かましくふるまうさまを表します。

相手に不快感や驚きを与えることが多いでしょう。

「平然とする」は、心に動揺がないさまを表します。

落ち着いていることや、感情を表に出さないことを示すことが多いと考えられます。

「しれっと」の例文

・『彼は昨日の失敗後もしれっとしていて、謝罪の言葉もなかった』
・『彼女は浮気がバレたのに、しれっとした顔で誤魔化そうとした』

「平然とする」の例文

・『彼女はどんなトラブルに見舞われても、平然とする』
・『彼は大きな事故に遭ったのに、平然としていて、冷静に対処した』

まとめ

「しれっと」「平然とする」は、どちらも何事もなかったように様子を表す言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。

「しれっと」は、平然としているだけでなく、攻撃的なことを言ったり、自分の都合のいいように振る舞ったりするさまを含みます。

厚かましくて恥ずかしくない態度を示すことが多いでしょう。

その一方で、「平然とする」は、心に動揺がないことや落ち着いていることを表します。

何かに対して感情を表に出さない様子を示すことが多いと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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