この記事では、「カガミガイ」と「ホンビノス貝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カガミガイ」とは?
カガミガイは、鏡貝と漢字で表記可能な言葉です。
そんなカガミガイは、昔の鏡に似ていた事からこの名前が付いたとされています。
マルスダレガイ科に属している二枚貝であり、最大で貝長は10センチ程で貝殻は円形で平たく、浅海の砂泥底に住んでいるのです。
白色から灰白色といった色合いの貝で、日本や朝鮮、中国の沿岸部といった地域に生息している貝となっています。
「ホンビノス貝」とは?
ホンビノス貝は、ほんびのすがいと読むのが正解な言葉であり、本美之主貝という形で、漢字で表記する事も可能な言葉です。
更にホンビノス貝は、マルスダレガイ科に分類されている二枚貝の1種を示します。
この貝自体は元々、北アメリカ大陸の大西洋側に分布していたものの、食用となる事もあり、現在ではヨーロッパや台湾、中国といった地域にも移入されているのです。
加えて東京湾にも定着しており、漁獲の対象となっています。
「カガミガイ」と「ホンビノス貝」の違い
カガミガイとホンビノス貝の文字表記を比較すると、使用されている文字の多くが違っている事に気付けるものです。
所がどちらもマルスダレガイ科の二枚貝を表現する言葉であるため、混同する恐れがないとは言えません。
とはいえカガミガイは、日本や中国大陸の沿岸部といったアジア地域に分布している貝で、白ぽい個体が多いです。
一方のホンビノス貝は、元々は北アメリカ大陸の大西洋沿岸の生息していた貝で、黒ぽい色合いの個体が多く見られます。
まとめ
2つの言葉は文字表記は似ている訳ではありませんが、どちらもマルスダレガイ科に分類される二枚貝の1種を指し示す言葉です。
貝としての形状も似ているものの、カガミガイは白ぽい個体が多く、日本や中国大陸、朝鮮半島の沿岸部に分布している貝となっています。
対するホンビノス貝は、元は北アメリカ大陸の大西洋沿岸部に生息していた貝であり、黒っぽい貝殻を持つ個体が多いです。