この記事では、「厚揚げ」と「薄揚げ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「厚揚げ」とは?
豆腐を2cmほどの厚みに切り、油で揚げたものを「厚揚げ」【あつあげ】といいます。
揚げる前はしっかり水を切る手間をかければ外側はきつね色に揚がり、中はふっくらした豆腐の甘みを楽しめる「厚揚げ」になるわけです。
使い方は、醤油に砂糖を入れて甘くした調理法や、肉じゃがに入れる、焼いて葱や大根おろしをかけて食べられています。
主に、和食として使われている食材であり、型崩れがしにくいところが煮物、焼きものといったように調理して食べる食材です。
「薄揚げ」とは?
かなり豆腐を薄く切り、油で揚げて作るのが「薄揚げ」【うすあげ】です。
幅は1cm程度と薄く、包丁で細く切ってうどんや味噌汁といった汁物に入れれば深みが出ます。
焼いてから包丁で小さく切り刻んで納豆に混ぜたり、醤油と砂糖で煮て、いなり寿司として使うなど様々な使い方ができる食材です。
薄いため味が染み込みやすく、短時間に作りたい料理に適しているのが魅力的な食材になります。
焼けばさくっという食感が楽しめますし、煮ればかなり味が染み込むのも美味しく食べられるところです。
油揚げを真ん中で半分に切れば空洞が表れるので、そこに酢飯を入れれば「いなり寿司」として食べられます。
「厚揚げ」と「薄揚げ」の違い
「厚揚げ」と「薄揚げ」の違いを、分かりやすく解説します。
2cm幅の「厚揚げ」は、1cmほどの「薄揚げ」よりも時間をかけて味が染み込んだ料理を作るときに使える食材です。
鍋や煮物といった野菜や肉と一緒に調理したいと思うときよく使われています。
また、やわらかい食感が楽しめるところを活かし、焼いたり、煮るといった調理しておつまみとしてもよく食べられている豆腐です。
もう一方の「薄揚げ」は油の香りとさくっとした食感が楽しめる食材であり、焼くか、味噌汁の中に入れて食べられています。
「厚揚げ」は単品料理として食べますが、「薄揚げ」は別の食材と合わせて使うものです。
まとめ
同じ豆腐を使った食材ですが、使い方や食感、厚みなど様々な点に違いがあります。
スーパーや豆腐専門店の公式サイトなどで比べてみるといいでしょう。