人の本音や欠点、隠されていた性格などが明らかになることを表す言葉には「ボロが出る」や「本性が出る」があります。
この記事では、「ボロが出る」と「本性が出る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボロが出る」とは?
「ボロが出る」とは隠されていた性格や欠点が出ることを示す言葉であり、基本的にネガティブな意味で使われます。
この言葉に使われている「ボロ」は漢字で「襤褸」と書き、こちらは「ぼろぼろ」という擬態語から生まれました。
「襤褸」は古い布や服、ぼろきれ、欠点や弱点という意味があり、これが他人から見える状態になるのが「ボロが出る」という言葉なのです。
「本性が出る」とは?
「本性が出る」とは隠されていた性格や性質が明らかになることを示す言葉であり、基本的に悪い性質に対して使われるのが特徴です。
この言葉に使われている「本性」はその人が本来持っている性質や、本心、正気を示す言葉であり、こちらは色々な場面で使われています。
「本性」だけでは悪い意味となりませんが、「本性が出る」や「本性を表す」という使い方の場合は基本的に悪い性質が出てくるという意味になります。
「ボロが出る」と「本性が出る」の違い
これらの言葉は両方とも隠されていた性格や性質が出てくることを示す言葉です。
どちらも欠点や悪い性質が出てくるという意味で使う言葉であり、ネガティブな意味の言葉として使われるのが特徴です。
「ボロが出る」は失敗や失言の跡が出るという意味でも使います。
「ボロが出る」の例文
・『犯人はボロが出ないように行動していたが、探偵はそれを見抜いていました』
・『中途半端に女性と付き合っていると、いつかボロが出ることになりますよ』
「本性が出る」の例文
・『付き合っている彼の本性が出るのは分かり切っていたことなのに、ショックでした』
・『本性が出たことにより、犯人は開き直った』
まとめ
「ボロが出る」や「本性が出る」は隠されていた性格や悪い性質、欠点などが出てくることを表す言葉です。