「フィクサー」と「黒幕」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「フィクサー」と「黒幕」の違いとは?違い

この記事では、「フィクサー」「黒幕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「フィクサー」とは?

「フィクサー」とは組織の意思決定に際して、正規ではない手段で影響を与える人物です。

組織は企業のような営利団体ということもありますが、特に政府や行政への影響を持つ人を指す場合が多いでしょう。

通常組織の意思決定は役員会議や国会の会議によって決まりますが、資金援助で自分に配慮を求めたり、ツテで直接政治家にお願いできる人などがフィクサーです。

正規の手段ではないので悪人と捉えられるかもしれませんが、正規の手段では解決が難しい問題を解決するために干渉するフィクサーも含むので悪人とも限りません。


「黒幕」とは?

「黒幕」とは政治における最高権力者を裏から操る人物です。

主に政治について表に立たずに支配する人について言いますが、身を隠しながら事件を起こした張本人を指す使い方もされます。

政治については子供を国王など国のトップにして言うことを聞かせる母親や家臣など、傀儡政権で実質的に権力を握る立場にいた人物などがわかりやすい黒幕の一例でしょう。

本来の最高権力者であっても逆らえないような支配的あるいは影響力が大き過ぎるような人が黒幕とされます。


「フィクサー」と「黒幕」の違い

「フィクサー」「黒幕」の違いを、分かりやすく解説します。

組織の意思決定に正規ではない手段で干渉できる人物が「フィクサー」で、表の有力な権力者を言いなりにしたり逆らえなくするような立場の人物が「黒幕」です。

「フィクサー」は影響力があると言っても配慮を求めたり権力者に直接お願いできる立場程度の人達が主ですが、「黒幕」は最高権力者すら裏で支配するくらい圧倒的な影響力を持つ人を指して使われます。

まとめ

表立たずに政治的影響力を持つ人物を指す両者ですが、比較すると「フィクサー」の方は有力な政治家にも配慮を求められる大物からそこまでの影響力のない人まで広い範囲を含みますが、「黒幕」は影響力が支配的で大きい人物を指すという違いがあります。

日本で言うフィクサーは英語のそれよりも大物を指して使われることが多いですが、黒幕はそれよりさらに手が出しにくい支配者と言えるでしょう。

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