この記事では、「メリット」と「効果」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メリット」とは?
メリットとは物事において肯定的に評価される要素を表す言葉で、利点や得といった意味があります。
英語のmeritをそのまま日本語読みした言葉になります。
英語のmeritには長所や取り柄といった意味もあるので、日本語のメリットとは微妙に意味が異なることもあります。
メリットは日常会話でも普通に使われていて、「メリットがある、メリットがない、メリットが大きい、メリットが小さい」といった使い方をします。
「効果」とは?
効果とは、ある働きかけによって起こる好ましい現象のことをいいます。
特定の行為や動作などによってもたらわれるものです。
「効果がある、効果がない」といった使い方をします。
宣伝効果や波及効果、温室効果、美肌効果、心理効果など〇〇効果と呼ばれるものも沢山あります。
ドップラー効果など、物理や化学などの分野で効果と名のつく現象も存在します。
「メリット」と「効果」の違い
メリットと効果の違いは、特定の働きかけによってもたらされるものかどうかにあります。
メリットは元々あるもので、働きかけによって生まれるわけではありません。
効果の場合には、特定の働きかけによって望ましい結果が出ることを表しています。
「メリット」の例文
・『私には何のメリットもないことなので断りたい』
・『転職するメリットは色々あるがリスクがあることも忘れてはならない』
・『海外進出する際にはメリットとデメリットをよく比較した方がいい』
「効果」の例文
・『麻酔の効果が消えるまでにはまだ時間がかかる』
・『大々的なキャンペーンを行ったけれど宣伝効果はあまりなかった』
・『基礎代謝を上げることがダイエットには効果的だ』
まとめ
メリットは利益や得を表す言葉で、効果は特定の働きかけによって好ましい現象が起こることを表す言葉です。
